<< index

嵐ヶ丘





1997/07/29

窓をたたく風に怯えた お伽噺みたいな夜
抱きしめてほしくて泣いてる もう二度とは戻らぬ日々

この瞳(め)に映るもの 映らないもの
ひとつずつ指でなぞり 綺麗な箱にしまう
たとえばあの雨に泣いていた君
抱きしめたとして僕の見下すこの両手は?

ああ 君の存在(すべて) 守りたいと思うほどに

いつか失くしたもの それさえもいま
忘れていき 目覚めたなら優しい幻(ゆめ)が微笑う
いつでも見果てぬ風景(けしき)を追うたび
言葉も足りないで 淡く傷つけてしまうのに

ああ ただひとつを選ぶこともできずにいる
いま君を呼ぼう
窓をたたく風に怯えた あの少年(ころ)は遥か彼方

ああ 君を包みたくて伸ばすこの腕さえ
いま君を呼んでる


+++ IMAGE + SOPHIA「街」
傷つけても守りたい傷つけぬ様に のワンフレーズが脳裏に焼き付いてしまったので。
嵐のあとの穏やかな雨。柔らかい緑と霞みがかった景色。
おそらくこの作品で第一期が終了。






SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ 掲示板 ブログ