| 水夢 2004/06/11 |
落ちていく身体に 触れたのは淡い光 深く碧く遠く 沈んだ記憶も忘れるほどに この想いは誰のためで この世界は誰のために？ 揺らめく水面に あなたの笑顔が滲んで視えた いつからか僕は 底に沈む 水に眠る だけど覚めない夢はなくて 願いは泡になって だからまた僕は 独り沈む 底に眠る そしてあなたの夢を抱いて 無数の泡を紡ぐ 泡沫の言葉は あなたまで届かなくて いつか底で朽ちて 浮上の術すら失くしてしまう ねえ この想いは僕のエゴで この世界は僕の逃避（ユメ）で 渇いた瞳に映る風景（けしき）は やがて歪んだ自己になる いつからか僕は 底に沈む 水に眠る だけど覚めない夢はなくて 願いは泡になって だからまた僕は 独り沈む 底に眠る そしてあなたの夢を抱いて 無数の泡を紡ぐ どこまでも僕は 底に沈む 水に眠る いっそ覚めない夢になって このまま夢をみせて だけど覚めない夢はなくて 願いは泡になって だからまた僕は 独り沈む 底に眠る そしてあなたの夢を抱いて 無数の泡を− |
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